独占取材 / TOP PLAYER INTERVIEW ⑤

編成の基準は
「かびおじさんに勝てるかどうか」
倒したい相手がいる。それが、そのまま編成の設計図になる。
708,452,389TOTAL POWER
総戦力7.08億。この連載の最高値に並ぶ数字を持つJ-11サーバーのギルド「ポルチーニ」所属、ノリノリ氏。プレイスタイルを聞くと返ってきたのは「火力重視の攻め」という一言だった。そして編成を組む基準を尋ねたとき、返ってきた答えが振るっている。「かびおじさんに勝てるかどうか」——連載第3回に登場した、あのプレイヤーの名前だった。
- プレイヤー名
- ノリノリ
- ギルド
- ポルチーニ
- サーバー
- J-11
- 統率レベル
- Lv.174
- 遺跡 到達階層
- 地下324階
- 総戦力
- 708,452,389
- 所持キャラカード
- 109枚(Lv.200が27体・完凸は全員)
- 取材日
- 2026年9月14日
01プレイスタイル ──「火力重視の攻め」
編集部注
総戦力7.08億という数字の持ち主が、まず口にしたのが「攻め」だった。守りを固めて勝率を上げるのではなく、攻め切ることで勝つ。この一貫性が、以降のすべての答えに通じている。
第4部隊が1.63億で最も厚い。第1部隊1.57億、第2部隊1.26億、第3部隊1.16億
02編成の設計 ── 耐久を回して、まとめて倒す
パラ
ラボ
パララボ編集部
今の編成にしている理由を教えてください
ノリノリ
那由多のヒール&デトックスとスタンサバイバーあてに、夕立麗華の反撃サバイバーと弔いおかん、毒パの火力頼み。
全体攻撃持ちも火力上げて、根性もちなどをまとめて倒すことを考えてる
1那由多 ── ヒール&デトックス/スタンサバイバー回復と状態異常解除で場を保たせ、スタンで敵の手を止める
2夕立麗華 ── 反撃サバイバー生き残るほど撃てる高倍率。①が支えることで条件が満ちる
3弔いおかん(宮本涼子)単騎5,057万。編成最大の火力
4毒パ+全体攻撃火力を上げた全体攻撃で、根性持ちごとまとめて処理する
編集部注 ── 「耐える」が「攻める」に直結している
一見すると回復・解除・スタンという守りの要素が並んでいるが、目的は防御ではない。サバイバー系のスキルは一定時間生き残ることが使用条件になっているため、那由多が場を保たせることが、そのまま麗華の高倍率を解禁する手順になっている。
そして締めが全体攻撃。根性(致命傷でもHP1で耐える)を持つ相手は単体攻撃では落としきれないことがあるが、火力を上げた全体攻撃ならまとめて処理できる。守る要素も含めて、すべてが攻め切るために配置されている。
03編成を組む基準 ──「かびおじさんに勝てるかどうか」
編集部注 ── 基準が人になっている
この連載では、これまで「守る一枚から逆算する」「火力枠を状態異常で挟む」といった構造としての基準が語られてきた。だがノリノリ氏の基準は特定の一人だ。
倒したい相手がいる。その相手に勝てる形かどうかで、編成の是非が決まる。抽象的な最適解ではなく、具体的な誰かを想定して組む——対人を主戦場にするなら、これ以上に実戦的な基準はない。総戦力7.08億という数字も、この基準を満たし続けた結果として積み上がったものだろう。
ちなみにかびおじさんは連載第3回に登場した総戦力6.94億・遺跡328階のプレイヤー。編成の基準を「ギルドメンバーと話した上で決めている」と語っていた。追う側と、チームで練る側。同じ頂点付近にいながら、組み立て方がまったく違う。
04強いと感じるシナジー
ノリノリ
ヒール&デトックス持ちと、根性持ちの反撃サバイバーを組み合わせた構成に、入場スタン
編集部注 ── 三段構えで生存を確定させる
この組み合わせは、反撃サバイバーを確実に撃たせるための布陣だ。
根性で致命傷を耐え、ヒール&デトックスでHPと状態異常を戻し、入場スタンで敵の攻撃回数そのものを削る。生存を三重に担保することで、生存時間が条件のサバイバーがほぼ確実に発動する状態を作っている。
この連載では、ちゃんゆき氏が「6倍のサバイバー」を、かびおじ氏が「智弥と麗華」を挙げた。いずれも生き残ることが火力になるという同じ原理に行き着いている。ノリノリ氏はそこに、回復役と入場スタンを足して確率を潰しにいっている。
05睡眠は固めて使う
パラ
ラボ
パララボ編集部
「この編成は避けている」というものはありますか?
ノリノリ
睡眠はなるべく睡眠に固める。
全体攻撃とは特に相性悪い為、遠ざける。
編集部注 ── 睡眠の扱いには流派がある
睡眠は弱いダメージでも解除されてしまう。だから全体攻撃と同じ班に入れると、自分の攻撃で敵を起こしてしまう。この問題への答えが、連載のなかで2つに分かれているのが面白い。
連載第4回のサイゼリヤ武蔵氏は「睡眠スキル持ちにはなるべく手を出さない」——毒編成と両立しないので、育成の段階から 手を出さない。対してノリノリ氏は「睡眠は睡眠に固める」——使わないのではなく、混ぜないことで活かす。
そしてまろん氏は「最強班を睡眠染めにしない」と語っていた。使わない・固める・主力班には置かない。同じ性質に対して、三者三様の距離の取り方がある。
06一番好きなキャラ ──「咥えタバコの弔い酒おかん」
宮本涼子「咥えタバコの弔い酒」── 50,577,762/特殊アタッカー
編集部注 ── 連載最高の単騎戦力
50,577,762。攻撃力14,478,527、HP12,593,371。この連載で取材したなかで最大の単騎戦力だ。
「弔いおかん」と呼ぶあたりに愛着が滲む。好きなキャラが編成最大の火力でもあるという構図は、連載を通して何度も現れてきた。かびおじ氏は「最初に引いたSSRだから」と語り、武蔵氏は誰も評価しないキャラにS級コアを注いだ。好きだから育て、育てたから強い。順序はいつも同じらしい。
07課金スタンスと、これから始める人へ
パラ
ラボ
パララボ編集部
課金についてはどんなスタンスですか?
単体で、まずはMAX個体をつくる。
横育成より単体育てた方が遺跡も進む。
遺跡 地下324階(統率レベル177以上推奨)
編集部注 ── 連載を通して繰り返される結論
「単体でMAX個体をつくる」「横育成より単体」——この助言は、連載のなかで何度も形を変えて現れている。ちゃんゆき氏は「単騎育成に専念した方がいい」、かびおじ氏は好きな一枚を最初から育て続け、武蔵氏は「何を育てないか」を先に決めた。
素材が有限なこのゲームで、上位プレイヤーが揃って同じ結論に辿り着いている。広げるより、深く掘る。これが最短距離らしい。
ノリノリさんから学ばせてもらった5つのこと
- 基準は「具体的な誰か」でいい抽象的な最適解より、倒したい相手に勝てるかどうか。対人を主戦場にするなら最も実戦的な基準になる。
- 守りの要素は、攻めるために置く回復も解除もスタンも、サバイバーの発動条件を満たすための手順。耐えることが火力に直結する。
- 生存は三重に担保する根性で耐え、ヒール&デトックスで戻し、入場スタンで手数を削る。確率で撃てるものを、確実に撃てるようにする。
- 根性持ちは全体攻撃でまとめて処理する単体では落としきれない相手も、火力を上げた全体攻撃なら押し切れる。
- 睡眠は混ぜずに固める全体攻撃と同居させれば自分で起こしてしまう。使わないのではなく、分けることで活かす。
取材日:2026年9月14日/取材協力:ノリノリ氏(J-11・ポルチーニ)/画像は掲載許可済み。数値はすべて取材時点のものです。
パララボでは、各サーバーのプレイヤーへの取材を継続して行っています。
📚 連載インタビュー一覧
👑 【第1回】総戦力7.08億「まろん」氏の編成思想
🍷 【第2回】最強を目指さない「サイゼリヤ武蔵」氏
🔥 【第3回】遺跡328階「かびおじさん」氏の編成
🏛 【第4回】戦力4億で遺跡317階「ちゃんゆき」氏